週刊代々木忠
いまこの瞬間の代々木忠の想いが綴られる
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第138回 女性たちの声援
去る9月11日に新宿・紀伊國屋ホールにて「YOYOCHU」DVD発売記念のトークイベントがあった。400人キャパの会場で、しかも発売2日目までにDVDを買った人しか入れないというから、そりゃあ、人が集まらないんじゃないの……と僕は思っていた。ひょっとするとお客さんよりスタッフのほうが多いんじゃないかと。
しかし、ファンはありがたい。僕が心配していたよりも多くの人たちが来てくれた。さらに驚いたのは、その半数以上が女性だったことだ。紀伊國屋ホールでAV関連のイベントが開かれるというのも昔じゃあ考えられないが、女性のお客さんのほうが多いなんて、まるで夢みたいな話である。
思い起こせば、今年4月に新宿・ロフトプラスワンで行った面接軍団のチャリティーイベントにも女性たちが来てくれたのだが、チャリティーでの熱気というかパワーはすでに男たちを凌いでいたのだ。しかも、自ら「中折れ委員会ファンクラブ」と名乗る女性たちから、面接軍団全員と僕は、オリジナルの色紙と手作りの本とチョコレートをいただいた。
上の写真がそれだが、手作りの本の冒頭には、ファンクラブ内での2つのアンケート結果が載っている。〈Q1.「ザ・面接」を知るきっかけになった男優さんは?〉回答は〈鈴木一徹……17人〉。まぁ、それはそうだろうと僕も思う。〈Q2.瞬間恋愛するなら?〉回答は〈森林原人……6人、鈴木一徹……4人、片山邦生……3人、吉村卓……2人〉。森林が1位であるアンケート結果を見たとき、この女性たちは侮れないと思った。きっちり中身を見ているなぁと。「アンケートは今年の1月に行った」とあるから、もし今やれば佐川銀次も上位に食い込んできそうである。
紀伊國屋ホールのイベントでは「中折れ委員会ファンクラブ」の会長から挨拶をされた。この日は「中折れ委員会」の一徹もじったも出演していない。とっかかりとしては一徹ファンである彼女たちが、一徹の出ている「ザ・面接」を見てくれて、今や作品のファンになってくれたということだろう。
男性のみならず女性にも見られていると思うと、やはり僕としては作り甲斐がある。きっとそれは出演している男優たちもみんな同じ思いだろう。しかも、きっちり中身を見てくれているのだから、こんなにうれしいことはない。ファンを裏切らない作品をこれからも作っていきたいと思う。
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2011-09-30(00:00) :
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第137回 ミラーニューロン(2)
「ミラーニューロン」は、見たり聞いたりすることで、脳の中にシンクロを起こすことを
前回
書いた。つまり、自分の中で同じことが再現されているわけであり、本人も気づかないうちにレッスンしちゃってるのだ。
東日本大震災が起きたとき、僕はこのブログに次のような文章を載せた。
〈被災された方々だけでなく、日本国中みんな、目に見えない心の傷を負っている。人の痛みを自分の痛みと感じることは、人間としてとても大切ではあるけれど、だからこそ影響を受けやすい人は、地震報道の悲惨な映像をあまり見ないようにお願いしたい。磁場的にこういうことが起きているときは、ネガティブなものが噴き出している。自然の一部である人間も決して例外ではない。映像によって心が負う傷は想像以上に大きい〉
これを読んで「いや、悲惨な映像をあえて直視し、無事だったわれわれも、その現実を胸に刻んでおくべきだ」と思った人もいたかもしれない。確かにそれはそうなのだが、僕は映像の持つ影響力について、明確な裏づけこそなかったけれど、体験を通してずっと感じつづけていた。だから「ミラーニューロン」のメカニズムを知ったとき、ああ、そういうことだったのかと腑に落ちたのだ。
その意味では、アダルトビデオも現実の性に大きな影響を与えている。今のAVではオナニーの延長線上みたいなセックスが蔓延している。頭で妄想をかき立て、肉体の刺激で快を得る。そこには感情というものが伴っていないから、相手と本当につながることはできない。男も女も、相手の体を使ったオナニーのようなカラミ。こういう映像を見つづければ、見ている側も意識しないうちに同調してしまう。それが怖いと思う。
僕はことあるごとに「セックスは相手の目を見てしろ」と言いつづけてきた。このブログを読んでくれている人も「ああ、また始まった」と思ったかもしれない。お互いが目を見つめ合ってセックスすれば、妄想は湧かない。思考が介在しなくなり、感情が動き出す。そうして心と心がつながれば、肉体すらも溶け合う感覚を味わえるだろう。せめてその映像を見てほしいと思って、僕は作品を撮りつづけてきた。
人と人とのつながり感が希薄になると、人は疑心暗鬼になる。その不安ゆえに、さらに情報を取ろうとして悪循環に陥っていく。ものの本によれば、300年前の江戸時代の人たちが一生に得る情報量を、現代人は1日で超えてしまっているという。それじゃあ、おかしくもなるわけである。とうに許容量を超えてしまっているのだから。色や音も情報であり、人はご飯を食べたり、水を飲んだり、空気を吸うのと同じように、情報も自分の内部に取り込んでいる。誰かの意図的な情報も、ねつ造された情報も、自分が好むと好まざるとにかかわらず、受けてしまう。きっとミラーニューロンはそこにも反応しているはずである。
昔からアメリカやヨーロッパの都市部よりはヤップやサイパンにハマり、今は千葉に行って癒されて帰ってくると、このブログでも紹介したが、ノイズを含め氾濫している人工的な情報をあえて遮断し、たとえ数日間でも自然の中に身を置いて、自然のサイクルで生活してみると、それまで抱えていた悩みや問題がいつのまにか解決していることに気づく。そうなってみると、僕の体がきっとこれを求めていたんだよなぁとあらためて思うのだ。
15年前に発見されたミラーニューロンは、まだ研究のとば口に立ったところだろう。現在、脳科学者たちはその解明にしのぎを削っているに違いない。ミラーニューロンがもっとポピュラーになれば、教育方針も変わってくるはずである。先生が板書したものを生徒が書き写したりするよりは、実物を見て、追体験したほうが、はるかに多くのことを脳は吸収できるはずだから。
教育に限らず、人々の生活様式や、ひいては人間関係のありようも変わっていくのかもしれない。これは楽しみである。もう少し僕も長生きして、それを見届けられたらいいなぁと思う。
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2011-09-23(00:00) :
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第136回 ミラーニューロン(1)
2カ月ほど前、一人の女の子と話していて、彼女の口から「ミラーニューロン」という言葉を聞いた。このミラーニューロンの発見は、DNAの発見に匹敵するくらいの功績だというのだ。
この2カ月、ミラーニューロンについて書かれた本や、脳科学の本を乱読し、ネットで関連記事を探した。で、それがどういうものかわかってくるにつれて、確かにこれは凄いやと僕も確信したのだった。どう凄いのかを、みなさんにも紹介したいと思う。
ご存じの方もいると思うが、知らない方のために、まず「ミラーニューロンとは何か」から。「ニューロン」とは神経細胞のことだが、「ミラーニューロン」とは、ある種の脳神経細胞をさす。たとえば、モノをつかんだり、引っぱったり、投げたりするとき、脳の中ではそれぞれの動きに応じた運動指令ニューロンが発火している。脳科学を勉強したことのない僕でも、まぁ、それはそうだろうと思う。手といわず足といわず、人間の体の動きの指令本部は脳にあるのだし、その部位や動きに応じて、発火点も異なるということだろう。
で、問題はここからだ。Aが目の前のモノをつかもうとするのを、Bが見ているという状況において、Aの頭の中で発火するのと同じ場所のニューロンが、Bの中でも発火するというのである。見ている者と見られている者の一致がまるで鏡に映したようなので、ミラーニューロンと名づけられた。このミラーニューロンが発見されたのは、ほんの15年前だ。
今から20年前、僕は「チャネリングFUCK」というシリーズを撮っていた。一人の女の子がセックスをして感じはじめると、それを見ていた別の女の子も感じはじめ、セックスしている子がイッてしまうと、見ている子もイッてしまうというチャネリング現象が起きた。見ているだけで体になにも触れてないのにイッてしまう、このシリーズを評して、「ヤラセだ」「オカルトだ」とさんざん僕は叩かれたのだった。目の前で起きている現実がヤラセでないのは、僕がいちばんよくわかっているけれど、僕自身、なぜそうなるのかがわからない。だから、批判している相手が納得するような説明もできなかった。
けれども、あのチャネリングは「ミラーニューロン」で説明がつくではないかと僕は今回思ったのだ。セックスで感じている子の脳の発火点と、それを見ていた子の発火点は同じだったのだと。しかし、人のオーガズムを見ていたら、みんながみんなイッてしまうわけではない。そうなってしまったら、撮影どころではないのだから。
これはどう解釈すればいいのか? だが、それもミラーニューロンの研究結果から説明がつく。それはこうである。たとえば、ある人が右の腕をだれかからつかまれたとする。それを見ていた人は、つかまれた人と同じ所が発火する。発火はするものの、自分の腕がつかまれたとは決して混同しない。なぜなら、人間の皮膚には触覚や痛覚のセンサー(受容体)があるからなのだ。そのセンサーが「あなたがつかまれたんじゃない」と教えてくれる。
だから、たとえば腕に局部麻酔をかけてしまうと、センサーは働かないので、混同が起こる。触覚や痛覚のセンサーが機能しなければ、自己と他者の区別はなくなるというわけである。実際、事故などで腕を失った人が、失くしたはずの腕(幻肢)に痛みや痒みを覚えることがある。その際、他の人が同じ箇所をさすってもらったり掻いてもらったりしているのを見ると、幻肢の痛みや痒みは鎮まるという。
僕の撮影現場でチャネリングが起きたとき、僕は催眠誘導によってあらかじめ女の子たちをトランス状態に持っていっていた。トランスに入ると、触覚のセンサーも休眠状態になる。それゆえに自己と他者の境界線は消失したのではないかと思うのである。
だが、僕が抱えていたチャネリングの謎が、ミラーニューロンによってすべて解けたわけではない。ミラーニューロンが発火するためには、その行為を視覚や聴覚によって認識していることが前提となっている。つまり、見えているか、聞こえていなければ、シンクロは起こらない。ところが、「チャネリングFUCK」の撮影は、ときには大きなホテルの同じフロアながら、いちばん端と端の部屋を取って行ったときもあった。しかし、この場合にもチャネリングは起きたのである。一室の音声がもう一室に聞こえることはありえないし、もちろん見えるわけもない。もしこれも「ミラーニューロン」の働きだとするなら、なぜシンクロが起きたのだろう?
僕は今こんな想像をしている。先ほども記したが、ミラーニューロンが発見されてまだ15年だ。しかも人間の脳自体、解明されたことよりも未知なる部分のほうが圧倒的に多いと言われている。であるならば、きっと視覚や聴覚によらないシンクロについても、きっと脳のメカニズムとして説明がつく日がやってくるのではないだろうか。
僕がミラーニューロンに強い関心を持ったのは、自分がこれまでに体験した一見超常的ともいえる現象がミラーニューロンによって大方解き明かされたという面も確かにある。しかし、いわば過去の謎解きは、ミラーニューロンに魅かれる理由のほんの一部にしかすぎない。重要なのは「現在」なのだ。それについては次回書いてみたい。
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第135回 禁欲のススメ
先々月、このブログで「溶け合えない『私』」という話を書いたとき、読者の方から次のようなコメントをいただいた。
〈セックスがPOP化、情報化されてしまったという点が大きいように思います。金や情報やラブホテルがない場合、セックスへの「飢え」と「幻想」と「想像」が高まります。事前の「抑圧」が高いほど、感動的なセックス体験や自我の解放につながりやすいのではないかと思います〉
僕もそのとおりだと思う。そこで今回は「禁欲の効用」についてである。
監督として事前面接を行う際、プロデューサーからその女の子の資料がまわってくる。彼と同棲していて毎日セックスしている子がいるかと思えば、結婚していても、まったくセックスしてない人もいる。
してない人に対しては、まるで蓋や栓のごとく抑圧しているものを取り除くことができれば、内に溜まっていた欲情がほとばしり出してくるので、感動的なセックスが撮れる。なにより画に力が出てくるし、男優はノッてくるのだ。ところが、同棲して毎日のようにセックスしている女の子は、欲情が内側に溜まっていないぶん、現場でいいセックスは期待できない。
僕自身をふり返ってみても、かつて女房が劇団を持って日本全国を旅していた頃は、短いときで1週間、長いときは1カ月以上会えない日が続いた。それを経たうえでのセックスが、ふだんにもまして燃えるのは、みなさんもきっと経験があるだろう。
今も女房は、娘夫婦が転勤した北海道へ孫の世話のために出かけている。さすがにこの歳で燃えるってことはないものの、ふと、今、何してるのかなぁ……と思っている自分がいたりする。一緒にいれば、うるさいなぁと思うこともないとは言えないのだけれど。
世の夫婦が結婚してセックスがだんだん減っていくというのはよく聞く話だが、ずっと一緒に生活しているから……というのも、きっとその一因に違いない。それにひきかえ、単身赴任している人はいろいろ負担もあるだろうが、会えない距離と時間をうまく使えたら、ずっと同じ家で暮らす夫婦よりもいいセックスができるはずである。
ことほどさように禁欲には効果がある。実際、監督面接でこの子を撮ろうと決めたら、僕は口癖のように「撮影日までは禁欲生活してよ!」って女の子に言う。「ようこそ催淫(アブナイ)世界へ」の現場にて、催淫CDで火を点けておいて一晩“おあずけ状態”にするのも、禁欲のためである。発散させないと、彼女の中では欲情というエネルギーがどんどん膨らんでいくからだ。
だから、これを読んでくれているあなたにも、したいときに我慢することをおススメしたい。ただし、今やネットには欲望のいろいろな起爆装置が埋め込まれているのも事実である。AVの配信のみならず、おカネを払わずにマスターベーションできてしまう仕掛けは、そこかしこに転がっている。
しかし、そこで溜まった欲望を放出させてしまうと、禁欲効果は無に帰する。しかも、生身の相手ではなく、代用品で済ませてしまうというのが、なにより問題なのだ。AVを作っている僕が言うのもなんだけど、たとえばそういう動画を見たとしても、ムダな放出はしないように我慢するのがいいように思う。
代用品で掻き立てられた欲情をせっせと溜め込んでおいて、それを生身の人間に一気に放出できれば、代用品に惑わされることもなくなるはずである。
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第134回 女性たちとの集い
フェミニストからの抗議がきっかけで始まった、女性たちとの「語る会」。登録者数は回を追うごとに増え、最大130人近くになった。といっても毎回全員が揃うことはなく、多いときで40人くらい、少ないときで20人くらい。
そこで出席できなかった人たちのために、「語る会」関連の話題をまとめた「CHU PRESS(チュープレス)」という名の新聞を社内の女性スタッフが作りはじめた。1996年2月に発行された「CHU PRESS No.7」から、ほんの一部を抜粋してみる。
〈TVは一家に1台から、一部屋に1台になり、ファミコンの普及、先のパソコン・ブームに拍車がかかり、今はネコも杓子もインターネット教の信者。
集いの会場に来ていた青年会議所の方は、インターネットを含めてコンピューター社会に対して、一種の肉体性の欠落が一番コワイことだと云いました。
人と会わなくなってもそんなに困らない。例えば女性に対してだって、おカネも時間も費やすのがムダに思えてくる。クドいたり、食事したり、また文句を云われたりすることもなく、モニター画面1つあればコト足りてしまう世の中になる。
ネットの中にはSEX関連の情報も充実しているから、画面で気持ちよく処理できれば、人間とスル必要性がない。どんどん関心がなくなってくる、というオソロシイ世の中が近づきつつあるのです。
逆の視点から見ると、こういうパソコンマニアより風俗通いの方が、むしろ健全なのかもしれない。
フリーライターの今さんから、こんな話も。
「血が出て『コワイ』とか、呼吸法でトラウマが出て『コワイ』って云うのは、スゴく健康的だなって思います。(中略)《恐怖》というのは産道を通ってくる記憶の再生で、先の(青木達也、失神から覚めた表情)子供の表情に代表される、自分がどうなってしまうのかという恐怖なんです。でも抜けると何でもない。この記憶を再生させるんだと思う。だから恐怖感を持ってるうちは、まだ人間的に健康なんですよ」
う~ん、なンだか説得力あるなぁ。今のコンピューター時代の話に照らすと、自分が“人間でいられる”一線が存在してるみたい〉
前後の記事が抜けているので少々わかりづらいかもしれないけれど、このとき懸念していたことが、今や現実となった感がある。1995年が日本の「インターネット元年」と言われている。当時のネット人口が世界で推定5000万人、日本で推定500万人。この記事が書かれたのが翌96年の2月だから、急速に広がりつつあるネットを横目に、コンピュータが男女の恋愛や性に与える影響をテーマにした回だったように思う。
女性たちと定期的に語り合うことは、僕にとってとてもいい勉強の場となった。たとえば、この頃、僕は女性向けのアダルトビデオを撮りたいと思っていた。でも、どういうものなら女性が見てくれるのかがよくわからない。だから、女性がどこに反応するのかを、ぜひとも知りたかったのである。
そこで「語る会」のテーマにそれを選んだ回があった。あらかじめビデオを見てその場に臨んだ女性たちが語ってくれた内容を要約すれば、彼女たちは女性が舐められているところや、パンティが濡れて、感じている表情に自らも欲情するという。それまで僕は、男が女性性器に興味があるように、女性は男の性器に反応するのだろうと漠然と考えていた。だが、この“男女の逆転”は起こらないのだと教えられた。
これは僕にとって大きな発見である。あえて女性用のビデオを作る必要はなく、このまま本当の性を追い求めていけばいいのだとあらためて気づかされたのだから。
もっとも、当時アダルトビデオを見ようとすれば、レンタルショップで借りるという方法が一般的だった。だから女性が見るとすれば、彼とラブホでとか、彼や夫が借りたものを一緒に(あるいは隠れて)見るくらいしか機会がなかった。それが15年を経た今、ネットの普及にともなって女性も見られる環境だけは整ってきた。
「ザ・面接」は、フェミニストたちが殴り込んできた頃とはスタイルが変わったものの、18年続く長寿シリーズとして今も僕は撮りつつけている。最近、女性の「ザ・面接」ファンが少しずつ増えてきている。
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