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第332回 対話Ⅲ



――“オーガズムを体験させるのが得意な監督”って伺ったんですけど。

――

――切実です。

――

――それって、私じゃダメってことですか?

――

――イキたいという思考が邪魔って言われると……。

――

――確かに100パーセント夢中になれてないかも……。

――

――好きな人だとよけいに考えちゃいます。

――

――感じてる私の顔ヘンかなとか。

――

――私でホントに満足してくれてるのかなとか。

――

――「取り逃がし続けてる」って言われるのはちょっとショックです。

――

――今にいないと起きないって……今にいるつもりですけど。

――

――歩きスマホですか?

――

――確かに2つのことを同時に、しかも同じレベルで体験することはできないです。

――

――ええ、少しずつ見えてきた気がします。

――

――えっ、本性?

――

――引かれたりしないかな……。

――

――本当にですか?

――

――ええ、快感にこだわってましたけど……。

――

――レールが違う?

――

――明け渡し?

――

――崇高な感情に打たれる?

――

――再誕……。

――

――私の理解を超えてます。

――

――確かに抱き合うだけで幸せだなぁと感じたときも……。

――

――はい、彼の温もりとか……。

――

――甘える感情ですか?

――

――そっか、今にいるって、そういうことなんですね。

――

――心が共鳴……。

――

――いちばん大切なものを軽く見ていたのかもしれません。

――

――社会に合わせた私が死んだとき、崇高な感情に打ち震え、私は生まれる。

――

――うーん、これ凄いです。

――

――オーガズムというものを取り違えていました。









Aito-sei-long

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