2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

第11回 正直に生きる?

 いま日本では完全失業者が270万人もいるという。完全失業者とは、働く意思と能力がありながら職に就けない人たちをいうから、ニートを加えれば、実際に働いていない人数はもっとふくれ上がる。

 さらには、名だたる大手企業がそれぞれ何千何万という大規模な人員削減をこれから実施すれば、失業者の数はますます増えてゆく。そういう社会の流れは、もちろん僕の現場にも押し寄せている。

 今月リリースされる作品に「ザ・面接VOL.107 セックス好きですが...何か? 看護師 人妻 お姉さん」がある。これは昨年の12月に撮影した。

 出演者の一人、塚本みづきは結婚6年目の28歳になる専業主婦。4歳の一人娘がいる。ファミレスの店長をしている夫のボーナスもこの年末はない。「今みんな外食しないみたいですよ」と彼女は言う。主な出演動機として「主人の仕事もいつ何が起こるかわからないし、家計を助けたい」と。夫には、もちろん内緒のビデオ出演である。

 塚本みづきは、以前にアルバイトを1年半ほどしていた。そこで得たお金は、子どもの養育費と生活費にあてた。そんな彼女の家庭も、年の瀬を越せないという深刻な理由からAV出演となった。

 作品の中で、塚本は子どもを育てる大変さを、経済的負担も含めて語っている。だから「もう一人子どもを欲しがっている夫には内緒でピルを飲んでいる」と。これで子どもができるかも......とセックスしている夫と、子どもなどできっこないことを知りながらセックスをしている妻。

 結婚後、彼女は一度も浮気したことはないと言った。ビデオ出演は、彼女にとって仕事であり、浮気ではないというわけだ。

 面接開始とともにソファの真ん中に彼女がすわり、その両側に彼女をはさむ形で男優二人がすわる。向かって右に吉村卓、左に佐川銀次。面接で話を聞きながらも、卓が彼女の足の指を口に含み、舐めはじめる。銀次が彼女の手の指をしゃぶる。二人で彼女を股を一気に広げると、もうパンティが濡れていた。「汗かシミかわからないから」と銀次が股間を嗅ぐ。卓はソファの後ろに回り、彼女の胸を揉みしだき、乳首を舌先でころがす。銀次はパンティをずらして、アソコをいじり始める。


20090213-yoyogi-1.jpg


 最初は「きょうはやると思わなかったし、面接だって聞いたから......」と言っていた彼女も、たまらなくなって卓のおちんちんにむしゃぶりつき、あっと言う間に根元までくわえ込んでいる。

 家が狭くて、一緒に寝ている4歳の娘が起きないように、セックスでも気をつけていると言っていた彼女。ビデオに出るのは、家計を助けるための仕事だと割り切ったはずの彼女。だが、考える余裕も与えぬ速攻で、男優二人から女の部分に火をつけられてからは、夫のことも娘のことも忘れて、本能のおもむくままのセックスに没頭していった。

 1月1日のブログに書いた、接客業を転々としている女性(井沢景子)も、この作品に審査員として出演している。前日、「オマンコ、舐めて」のひと言がいえなかった33歳の彼女である。

 審査員の井沢も、目の前でくり広げられる生々しいオスとメスの営みを次々に見せつけられ、股間を濡らしていた。撮影も終盤に差しかかった頃、彼女はついに男優の片山邦生にアプローチをかけた。

 ずっと優柔不断で他力依存だった井沢も、欲情する自分に素直に反応し行動したのだ。自分からセックスしたいという意思を異性に示したのは、彼女の人生において、おそらく初めての出来事だったに違いない。

 撮影の最後に、メスと化してセックスを堪能した主婦の塚本に「ダンナさんに何か言うことあるでしょ?」と訊いたら、「正直に生きてしまいました」と答えた。そして保育園にあずけている娘を迎えに行くと言って、撮影現場をあとにした。

 きっと彼女は無事に年を越せたはずだが、生活の大変さは何一つ変わっていないのかもしれない。

 でも、たとえそうだとしても、人は自分に正直に生きるしかない。

テーマ : 日記
ジャンル : アダルト

コメントの投稿

非公開コメント

カテゴリ
最新記事
月別アーカイブ
QRコード
QR