週刊代々木忠
いまこの瞬間の代々木忠の想いが綴られる
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第28回 なぜ恋人ができないのか?
世は「婚活」の時代である。女の子たちと話していても、「出会いがないんです」という言葉をよく耳にする。恋愛にせよ結婚にせよ、女の子たちに出会いのチャンスがないと言うのなら、きっと男たちにもないのだろう。
ネット社会は不特定多数の他者と出会う機会を一気に増大させた。出会い系サイトやSNS等を利用し不倫している人も増えていると聞く。にもかかわらず、なぜ本当に愛する人とはなかなか巡り会えないのだろうか?
ひと言でいえば、恋愛できる周波数を発信していないから出会えないのだと僕は思う。
ふだん僕たちは「H48」の意識レベルで生きている。「H48」を形成する3つのオクターヴは「本能」「感情」「思考」だが、この意識レベルにおいては社会性が色濃く支配している。
「H48」にいる人が恋人を見つけようとすれば、同じ「H48」の人としか出会えないし、そのつながりは社会的関係性が強い。たとえば、見た目がいいとか、将来性があるとか、社会的な価値観が相手を測るモノサシとなる。
そうやって選んだ相手は、社会的には安心できる人であり、他人に紹介するときには鼻が高いかもしれない。でも、それを恋愛とは言えないし、定年と同時に離婚がやってきたりする。
意識レベルが「H48」から「H24」に上がると、「本能」は「本性」へ、「感情」は「感性」へ、「思考」は「知性」へと変容する。本当の恋愛をしようと思えば、この「感性」こそが必要不可欠となる。「感性」とは社会的な損得ではなく、相手そのものをいいなぁと感じる力である。換言すれば、相手のよさに気づく力なのだ。
しかも、「H24」に属する「本性」「感性」「知性」はスペースを共有する。つまり「H48」のときとは異なり、場に広がっていく特性をもつ。すると、同じ周波数同士での共鳴が起こる。そこに物理的な距離は関係ない。
「職場をはじめ自分の身のまわりには対象となる相手がいない」と言う女の子がいるが、自分の「感性」が機能し出せば、そういう周波数を発信する。だから、昨日までまったく知らなかった人とも、今日、予期せぬ場所で出会うということが起こり得るのだ。
しかも、相手も同じ「H24」の「感性」の持ち主である。社会的な損得計算で惹かれるのではなく、あなたを等身大で見つめ、そのよさに気づいてくれることだろう。だからこそ、本当の恋愛が始まる。
結局、いい恋愛、いい結婚をしようとすれば、自分が「H24」に行くしかない。下の図〈The mapⅡ〉で「H24」と「H48」の間に〈恋愛境界線〉があるが、それは今書いてきたように、恋愛ができるか/できないかを分かつラインなのである。
最後にひとつだけ注意事項を書いておこう。あなたが「H24」に行ったとき、同じ「H24」の人と惹かれ合うのはすでに書いたとおりだが、同時に「H96」の人とも縁ができる。〈The mapⅡ〉を見ると、「H24」と「H96」は、「H48」をはさんで右と左に位置している。タテ軸的にとらえれば、「H48」よりも1つ上か下かというこの2つも、惹かれ合う特性をもつ。
「H96」を形成する3つのオクターヴは「本能欲」「依存排他」「概念思考」になる。ここでは、そのなかの「依存排他」を説明しておこう。
「依存排他」の典型的な例としては、女の子が男に尽くして、その結果、フラれるというケース。フラれた女の子は口をそろえて「私はこんなに尽くしたのに」と言う。しかし、その「尽くしている」という思いは、自分自身に言い聞かせつつ、相手にも言葉や態度でアピールしている。だから尽くすたびに、実は貸しを作っているに他ならない。
この「尽くす」の正体が「依存」なのだ。自分のそばに置いておきたいから、あるいはずっとこちらを向いていてほしいから尽くす。裏を返せば「去られたくない」「失いたくない」という思いが行動原理になっている。
さらに言えば、「尽くされる」男のほうも「依存」である。男の中にひそむ母性の原風景とでもいうべきものに甘んじているに過ぎず、自立からは程遠い。お互いそこには、愛が芽生える可能性など一点もないのである。
「尽くす」ほうに話を戻すと、尽くしている彼女の中には「失いたくない」と同時に「もし失ってしまったら」というネガティブな想定も存在している。だから、自分の思いが通じないとなれば、ここぞとばかりにこれまでの貸しを訴え、相手をなじることになるだろう。これが「排他」である。
それにひきかえ、「H24」ならば「尽くす」という意識そのものがない。あるがまま、自分の感性に従った結果、傍目からは、それが尽くしているように見えるというだけだ。当然、相手に貸しなど作らないから、相手も負担にはならない。
依存関係をあたかも恋愛だと思い込んでいる女の子たちに、これまで数多く接してきた。相手が「H24」なのか? 実は「H96」なのか? そしてそれにもまして、あなた自身がそのどちらなのかを、〈The mapⅡ〉をヒントに見つけ出し、恋愛のストライク・ゾーンを広げてもらえると、とてもうれしい。
テーマ :
日記
ジャンル :
アダルト
2009-06-12(14:23) :
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